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精神障がい、知的障がいのある方を支援しているNPOです
「NPO法人にゅうらいふ」メンバーと職員で作詞作曲したオリジナル曲を、YouTubeマイチャンネル「あめミュージック」にて配信中!!
「あめミュージック」を聞くには次をクリックのこと。
♥♣ あめミュージックへGo ♥♣
ス ラ イ ド し ま す。
「NPO法人にゅうらいふ」へようこそ

私達の思い
NPO法人にゅうらいふ」は平成15年6月に設立。今年、令和5年6月をもって20年の年月が過ぎたことになります。
主に精神障がいのある方、および、知的障がいのある方を支えてきました。支えてきた方々の中には身寄りの無い方や、ご兄弟に絶縁を言い渡され身寄りのない状況になった方もいます。人間はどんな状況になっても、掛け替えのない大切な人生があります。そうした掛け替えのない人生を私達は守ってきました。
身寄りの無い方のために、平成31年「にゅうらいふの墓」を創りました。令和5年現在、嘗て生活を共にした二人の仲間が眠っています。
NPO法人にゅうらいふの 音 楽 活 動
「NPO法人にゅうらいふ」では、精神障がい者の辛さ、悲しみ、差別偏見などなど、精神障がいがある故の「リアル」をオリジナル曲にして発信しています。
「にゅうらいふの家」で生活していたある女性がいました。その女性は、ほとんど生まれると同時に大変な家庭環境で育ち、物心付いたときすでに「強迫神経症」といえそうな精神神経症症状が現れていたようです。恐らく出生と同時に始まった劣悪な環境が要因となり、19歳になって程なく深刻な統合失調症症状を発症しています。紆余曲折を経て、32歳のとき私達のグループホームで生活を初めています。グループホームでの生活が8年目を迎えたとき、40歳直前「ステージ3」のほとんど末期乳癌と診断されました。それからあの耐えがたい抗がん剤治療が始まりました。抗がん剤治療も大変でしたが、乳癌患部の激痛に耐えながら、そしてその乳癌患部の激痛よりも遙かに遙かに耐えがたい統合失調症症状と戦いながらの、困難な闘病生活のその4年半を経て、過酷だった人生の幕が閉じました。
「NPO法人にゅうらいふ」のオリジナル曲は、もし「彼女の死」が無かったら、恐らくは生まれること無かったと思います。私達は、今は亡き彼女の遺産となった「例えイジメられても」というオリジナル曲をYouTubeで聞くことができます。末期乳癌と診断されてからは、抗がん剤治療の付き添いや、時には徹夜となる困難な看病が最後まで続きました。そして、乳癌患部の激痛に苦しむ看病の合間合間を見つけながらの、切羽詰まった一年半を経て、彼女が死を迎える3週間前に「例えイジメられても」というオリジナル曲が完成しました。一端完成させてから彼女が入院していたホスピス病院に駆けつけ看病し、面会時間9時までとなっている病院を後にして、戻ってから、深夜3時過ぎでしたがYouTubeにアップすることができました。
「例えイジメられても」の「Bメロ」ですが、彼女が死を迎える半年程前でしたが、インスピレーション的に頭に浮かんで来た曲を突然歌い出したため、急いでマイクを渡し「良い曲だからもう一度歌って」と言い、録音に成功した「Bメロフレーズ」でした。「例えイジメられても」の「Bメロ」は、歌唱も含めて彼女の完全なるオリジナルです。彼女が死を迎える2週間ほど前のこと、彼女に聞かせることができました。もし完成があと数日遅れたら、自ら作詞作曲して歌っている「例えイジメられても」を聞くこと無く、天国に旅だってしまったはずです。「例えイジメられても、完成するまで死ぬんじゃない」という声が、天に届いたとしか言いようがありません。
「例えイジメられても」もUPしてある「NPO法人にゅうらいふ」のYouTubeチャンネル「あめミュージック」は、身寄りの無い彼女がこの世に生きていた証となりました。現在「あめミュージック」には、職員作詞作曲のオリジナル曲など10曲ほど入っています。